コラム

メリハリが大切!インテリアでお金をかけるべきポイント

 

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何事も、力のかけどころと抜きどころがあるように、部屋づくりにも「お金と時間のかけどころ」があります。メリハリをつけることでバランスの良いインテリアになります。

 

今回は、インテリアでお金をかけるべきポイントを解説します。

 

 

 

 

 

 

 

1、カーテン

 

 

 

これは決して「高級輸入品のカーテンを買ってください!」と言っているわけではありません。しっかりと窓のサイズに合ったカーテンを買うためにお金をかけるという事です。

 

ファッションに例えると、高級ブランド物のスーツでも体のサイズに合っていないものを着ていては、とても違和感があり素敵に見えません。

 

インテリアも同じで、お部屋の窓に対してカーテンがジャストサイズじゃないと、途端にその部屋はチープに見えてしまいます。特に、カーテンは家具というよりもお部屋の一部。チープな印象では、他の家具にお金をかけても意味がありません。

 

最近では比較的安価なカーテン専門店が増えています。「オーダーなんて面倒だし高い..」と気負わずに、ぜひ検討してみてください。

 

 

  

  

2、照明

 

 

 

これは照明そのもののデザインに凝って下さい。という意味ではありません。たしかにデザインも大事ですが、照明からでる「明かり」は意外と見落としがちです。

 

照明から出る「明かり」の陰影が部屋全体に立体感を生んで部屋を広く見せてくれたり、肌を綺麗に見せてくれたり、料理をより美味しく見せてくれたり、集中しやすい空間にしてくれたり・・・「明かり」とっても大切なインテリアの要素になります。

 

では明かりの何にこだわればいいのでしょうか。

 

 

 

●明かりの色(色温度)

 

柔らかい光を見ると、落ち着く。実はこれには色温度というのが関係しています。色温度は、空間の居心地の良さや使いやすさに大きく影響します。

 

 

●一室多灯

 

「一つの空間に一つの照明」が悪いことではありませんが、複数の明かりを設置することで、目的に合わせて空間の光を着せ替えることができます。また、組み合わせによって、これまでと違った部屋の立体感を生むことができます。

 

天井照明だけではなく手元用にフロアスタンドを1つ、ソファの横に置いてみる。テレビの裏に間接照明を置いてみる。部屋の角にフロアライトを置いてみる。など・・・

 

ぜひ、「1室1灯」ではなく「1室多灯」にチャレンジしてみましょう。

 

 

 

3、小物・アート

 

 

 

小物やアートは照明や家具やカーテンと違って「なくても済む」もの。しかし、必需品ではないものほどお金をかけるべきなのです。なぜなら小物やアートには”見せる”という役割があるからです。

 

全て高い小物・アートを買う必要はありませんが、毎日触れるものなので、妥協せずに自分の気に入ったモノを探して置いてみて下さい。

 

 

 

 

インテリアの予算や時間の配分を考える時、この3つを意識して、素敵なお部屋づくりを楽んでくださいね。

 

 

 

 

【コラム執筆者】

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島 ひかる

プロフィール

インテリアコーディネーター、2級建築士、宅地建物取引士。株式会社Praemio代表取締役。その空間で過ごす「人」を中心に発想したデザインで、人の日常の体験や経験を豊かにするインテリアデザインから設計まで幅広く担当。

https://praemio.work